正円の駒の中心に穴を開けて回すと、きれいに回ります。
正円でない場合は重心がずれて、同じ場所に穴を開けた所ではきれいに回りません。
そのためには、その図形の重心を知る必要があります。
子どもたちは手裏剣型、星型、ハート型など様々な形に切り、指や鉛筆を立てて支えることで重心を見つけました。
駒回しには挑戦したことがある子どもたちも、「重心」を意識しながら作成・駒回しをすることで科学的思考を深めました。
また、どんな形でも重心を見つけることできれいに回ることを楽しく体験しました。
ディアボロやデビルスティックなどのジャグリング系大道芸は、回転の力を利用することによって、落ちることなくその場に留まることができます。
今回、子どもたちは皿回しに挑戦しました。
紙皿を4枚重ね、周りに8カ所紙のおもりをホッチキスでつけます。
皿自体が軽かったり、周りにおもりをつけたりしないと、安定性に欠けて回すのが難しいのです。
回し始めに多少の練習がいるものの、みんな夢中になって取り組み、次々と成功していき、最後には見事全員できるようになりました。
回している時のみんなの笑顔が印象的です。
今年度の9回の活動を映像と共に振り返り、印象に残った活動と感想を発表しました。
最後に修了証を1人1人受け取りました。
普段の生活で「なぜだろう」という疑問を持つことを大切にし続け、今後一層、科学に対する興味・関心を高めていってほしいと思います。