吹き矢を遠くまで飛ばすにはどうしたらいいかが、本日のアドベンチャーの研究テーマでした。吹き矢の筒はストロー、矢は綿棒を使いました。まずは先生が見本を見せると、思った以上に家が飛んで子どもたちは興味津々でした。
吹き矢を飛ばすためには、綿棒の太さ・ストローの筒の長さ・筒の中に矢を置く位置など様々な条件があります。条件を変えながら4つの実験をしました。その結果、①矢の綿棒は太いほうがいい ②ストローの筒は長い方(2本をつなぐ)がいい ③矢を置く位置は体に近い手前側がいい ④ストローを2本使っても、綿棒(矢)を置く位置が、奥(身体から離れた位置)だと飛ぶ距離は変わらない、ということがわかりました。
吹き矢が遠くまで飛ぶ秘密がわかったところで、的当てゲームを行いました。部屋の中に用意した様々な的に向けて吹き矢を放ちました。勢いよく的に当たりピシッという小気味よい音がしました。中には部屋の端から端まで10メートル近く飛ばした子もいました。
ストローをつなげて筒の長さを長くすると遠くまで飛ぶのですが、長くするほど筒先が揺れて狙いを定めにくくなります。子供たちは活動しながらちょうどいい筒の長さと標準のバランスを見つけていきました。
全ての活動が終わったところで、振り返りを行いました。子どもたちは、試行錯誤をする中で、吹き矢を遠くまで飛ばすためにはどのようにするとよいのかについて気づくことができました。
・吹き矢でストローを何本にすれば飛ぶ距離が長くなるか考えたり、どうすれば近くのものを当てられるか考えて楽しかったです。空気入れを3cm押すとあてられて楽しかった。
①すきまを小さくする。②手前に綿棒を置くと飛ぶ。③綿棒が奥ならば長くしても変わらない。④綿棒が手前ならばストローを長くすれば飛ぶ。をおぼえて、家でも自分で作って気をつけながら遊びたいです。
・大きな綿棒を使って、綿棒を手前に置いてストローを3本ぐらいにするとよくとんだ。吹き矢もストローの長さや綿棒の太さで飛びやすさが変わることがわかった。自分なりに予想を立てられて条件が同じになるように工夫して実験できてよかった。学校で理科の実験をするときには、今回条件が少し変わっていたときに飛ぶ距離が変わってしまったことを思い出して、条件が変わらないように工夫して実験したい。
活動の流れ
プレゼンテーション