よい天候に恵まれ、大浜海岸で第7回目のサイエンスアドベンチャーを行いました。今回は、海岸はどんなところか石や漂流物などを通して観察しました。漂流物を拾い集めるビーチコーミングの活動では、拾ってきたモノを各グループの視点で分類したのが興味深かったです。こうした漂流物をつなぐものが、川であることに気づくことができました。
日時 11月3日(火)10:00
場所 大浜海岸(予定)
テーマ 海岸はどんなところか石や漂流物などを観察してみよう
1.砂浜ビンゴ
・花、石、漂流物など9つのモノを見つける
2.砂浜の観察をする
・ルーペや双眼実体顕微鏡で、色や形を確認する。
3.それぞれの砂のもとになった石を予想し、その石を拾う
・泥岩、砂岩、流紋岩
・砂粒のもとになっている石を予想して、集めてみよう
・岩→石→砂という風に、どんどん小さく細かく丸くなっている
・どこから来たのだろう?(安倍川の上流から運ばれたのではないか)
4.海岸に落ちている気になるものを拾い集める(ビーチコーミング)
・大人の姿が見える範囲で活動する。
・海の中に入らない。安全確保のため波打ち際に最低2人が立つ。
5.グループごとに、集めたものを自分たちの視点で分類する
例:[自然][人工物] × [海][山][街]の6分類
例:[動物][植物][鉱物]
例:石の種類[黒系][白系][赤系][緑系]で分類する
・これらは、どこから、どのように来たのかを少し考える
・7で、川の働きにより運ばれたことを説明する
6.グループごとに、どのような視点で分けたのかを発表する
・人工物:ペットボトル、プラごみ、ビーチグラス、レンガ
・自然 :貝殻、骨、海草、流木、木の実
7.国土交通省河川事務所の方の話を聞く
・海の砂は、安倍川の上流にあったこと
・岩が砕けて、石になり、砂になって、丸くなったこと
・安倍川が、いろいろなものを運び、山、海、町をつないでいること
8.集めたもので、クラフト作りをする
・好きなモノをコルクボードにボンドで貼る
・コルクボードは担当者が用意する