平成25年11月17日(日)10:00~12:00
今年度の「博学連携(博物館と学校の連携)」のテーマは食物連鎖。科学館では、魚の胃袋を解剖したり、自分たちが動物役になってアクティビティをしたりすることを通して、食べる・食べられる関係についての理解を深めることができました。-
1.タイの胃を切り開いてみよう
(1)魚屋さんにお願いをして、大きな魚(カツオ、イナダなど)の胃をもらう。
(2)胃を切り開き、どんな魚が入っているかを調べる。半分消化されたような魚(イワシ類)が見られます。イワシを丸飲みしているのがわかります。
2.私はだれでしょう
概要:背中につけられた生きものを、周囲の人たちに質問しながらあてます
(1)人数分の動物の名前が書いたカードを用意する。
(2)本人には、何の動物であるかが分からないように背中に貼る。
(3)まわりの人たちにクイズのように質問をしながら自分は何かを考える
→ 質問をする中で生きものの特徴や多様性、分類の方法、暮らしぶりを学ぶ
3.死のつながり
(1)参加者をバッタ・カエル・タカとし9:3:1の比でチームわけをする。
バッタ役は胃袋として袋を持つ。カエルは青色、タカは赤色ビブスを着る。
(2)穀物に見立てた割り箸を広場にばらまく。割り箸の半数に赤く色をつける。
(3)1日目は、バッタが穀物を胃袋に詰める。
(4)2日目(20秒後)、カエルが登場しバッタを捕まえる。バッタはカエルに捕まらないように穀物を手にいれる。
(5)3日目(さらに20秒後)タカがやってきてカエルを狙う。カエルはタカをよけながらバッタをつかまえる(タッチする)。
(6)20秒後、生き残った生き物の数を数える。タカの持っている割り箸の赤い印を数える。赤色の割り箸は農薬を示しており、多量の農薬を食べたタカも死ぬ。
※ 1回目は、農薬のことを意識させないで活動をする。
※ 2回目は、農薬について説明し、連鎖の上位ほど農薬は凝縮されることを教える。